解題『金田一少年の事件簿』(第2回)

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金田一少年の事件簿』といえば、ミステリ漫画至上『名探偵コナン』とならんで、もっとも読まれた作品でしょう。で、それはネタパクリの歴史でもあります!!おかげさまでかなりの確率で犯人を当てることができました。ということ、このミステリ漫画を語る上で絶対はずせない『金田一少年の事件簿』を少しづつ振り返ってみようと思います。ちなみに僕はこの漫画嫌いじゃないですよ。



雪夜叉伝説殺人事件

TV局のバイトとして、雪深い寒村を訪れた金田一一(きんだいちはじめ)。「雪夜叉」伝説の残るこの村で、出演者たちが殺人事件に巻き込まれるという“ドッキリ”番組の収録がスタートするが……。
突如現れた「雪夜叉」、そして起こった“本当の”殺人事件。しかしそれは、新たなる連続殺人の幕開けにすぎなかった。
呪われた伝説、容疑者全員にアリバイがある不可能犯罪、隠された過去……。複雑に絡み合う謎の数々に、一が、敢然と立ち向かう!


講談社漫画文庫紹介より




のちのちライバルとなる明智警視や、もう一人のヒロイン速水玲香も登場しいよいよ主要キャラがそろい始めた第3弾。ある意味シリーズ屈指の大掛かりなトリックが特徴のこの作品。というか、犯人の罠に簡単に引っ掛かる明智さんてどうなのよ!!!
でも話しては、面白いと思いますです。



学園七不思議殺人事件

創立祭を1か月後に控えた不動高校に、謎の脅迫状が届いた。差出人の名は「放課後の魔術師」。その脅迫状をきっかけに、解体予定の古い木造校舎に伝わる七不思議の噂が、再びささやかれるようになる。金田一一(きんだいちはじめ)はミステリー研究会の会長、桜樹るい子の誘いで、七不思議と「放課後の魔術師」について調べ始めた。
その夜、るい子の呼び出しで学校へ行った一は、そこで「あかずの生物室」に吊るされた人影と、謎の怪人の姿を見たのだった! !


講談社文庫紹介より




この話を読んだ時、頭に思い浮かんだのが、『ファミコン探偵倶楽部Ⅱ うしろに立つ少女』。とはいっても、イメージと雰囲気が似てるだけなのですが(犯人の立場も?)。
まず最初に殺される桜樹るい子のエロキャラぶりがおかしいです。というか、この名前がねえ、ここでパクリっすか!!でもって、誰もが気づいた簡単すぎる暗号の解読法ですが、実はワープロによって入力方法が若干違うのでわからない人には絶対わからなかったりします。
最後に学園六不思議って、語呂悪すぎです。

個人的にあまり評価してないエピソードです。