2016-09-18から1日間の記事一覧

『亜愛一郎の狼狽』(☆4.0)  著者:泡坂妻夫

まずはあらすじ。 人けのない宮前空港で、折からの驟雨にずぶ濡れになって、約二時間も佇んでいる中年男がいた。宮前署の羽田刑事だ。彼はまもなく到着予定の旅客機を待っていた。この機の離陸直前、何者かが爆破を予告したのだ。ふと目を転じた羽田は、写真…