「２００６年私的ワースト５」

２００６年私的ミステリベスト３０①（３０～２１位）はこちら
２００６年私的ミステリベスト３０②（２０～１１位）はこちら
２００６年私的ミステリベスト３０③（１０～１位）はこちら
２００６年私的ノンミステリベスト１０はこちら
２００６年私的再読本ベスト１０はこちら

いよいよ最後を締めくくる「２００６年私的ワースト５」です。
そもそも本というものにそこまで切れる人間ではないので、これは酷いと思ってもそれなり楽しむのですが・・・
でも今年はちょっときついな～と思った本があったのでこのランキングを。
まあ大体みなさんの予想とおりの本が上がってくるとは思いますが。

５位　　『予告探偵 西郷家の謎』　著者：太田忠司

ワーストと呼ぶほどではないかもしれない。途中はなかなか変格ミステリーとして読めるから。
ただあの衝撃の真実・・・僕には脱力モノでした。
あれが好きか嫌いかで大きく評価は分かれるでしょうけどね～。遊び心にしては僕は楽しめなかったのでこの順位を＾＾；；

４位　　『クリスマス・テロル Invisible×inventor』　著者：佐藤友哉

ふふふ、ゆきあやさん、佐藤さん来ましたよ♪ワーストですが＾＾；；
ただ一言、「甘いこと言ってんじゃねぇ！！」という言葉を送りたいと思います。
これはこれで面白く読む人もあろうかと思いますが、いきなりあんな独白を聞かされてもねえ＾＾；；
そこまで酷い作家だとは全然思いませんので、もう少し温かく見守ろうと思います♪

３位　　『日美子の唱歌（ソング）殺人』　著者：斉藤栄

至ってまともなミステリ。でも書かれてる事に目が点。
タロット占いで犯人を探り、夢占い判断で容疑者を絞り込み、念力をこめて尋問する。
誇張ではありません。本当にそう書いてあるんですから。
そして会話文だろうが地の文だろうが「・・・・・・」を多用する文章は読んでていらつくぞ！！

２位　　『子どもの王様』　著者：殊能将之

ミステリーランドなのに、絶対子供に読ませたくないと思った。
内容の出来いかんではなくとにかく生理的に合わない。登場人物にまったく共感できない。
再読もしたいとは思わない。
最近では１．０でも高かったと思う今日この頃。

１位　　『リアル鬼ごっこ』　著者：山田悠介

とにかく、著者よりもまともな校正もせずにこの本を世に送り出した出版社に激怒。
文庫版はかなり訂正されているようですが、それだったら最初からしとけよ！！
内容云々以前にここまでひどい文章でも本になるのかというのが、気持ちをダークにさせてくれます。
ＨＰのインタビューも含めて、もう語るすべを持ちません。。。

以上ワースト５でございました。
上位２作は大体予想がつく人も多かったんではないでしょうか。
来年はこんな本（特に１位のような。。。）に出会わないことを祈ります。

そんな事を言ってるそばから手元には「Deep Love～アユの物語」「極限推理コロシアム」が・・・
ああ、危ない予感が（笑）。