写真は別の試合。
全セが2点リードで迎えた9回表、マウンドにあがったのは阪神の藤川球児。今球界でも最も打てないストレートを投げる男である。迎えるバッターは球界屈指の長距離砲にして小技も兼ね備えた超助っ人カブレラ、そして生涯打率歴代2位のミスターフルスイング小笠原である。
この球界を代表するバッター達を相手に、試合前全球直球宣言をした藤川がどんなピッチングを見せるのか。
この球界を代表するバッター達を相手に、試合前全球直球宣言をした藤川がどんなピッチングを見せるのか。
結果は両バッターとも三振。しかも奪ったストライクはすべて直球である。いくらフルスイングとはいえプロのバッターが直球と分っていて空振りをしてしまうのである。これは本当に凄い。
広島に住んでいるとなかなかリアルタイムで藤川の投球を見る機会がないのだが、正直ここまで凄いのか、と改めて感心してしまった。
広島に住んでいるとなかなかリアルタイムで藤川の投球を見る機会がないのだが、正直ここまで凄いのか、と改めて感心してしまった。
投球前に見せた控えめな直球宣言、投げている時の本当に楽しそうな笑顔。対した小笠原も久しぶりに心からの笑顔を見せてくれたような気がする。
新庄のように野球を楽しみ、ファンを楽しませるのもプロである。
同時に藤川のように自分の持っている全てでファンを湧かせてしまうのもプロである。
新庄のように野球を楽しみ、ファンを楽しませるのもプロである。
同時に藤川のように自分の持っている全てでファンを湧かせてしまうのもプロである。
久しぶりの心震える試合だった。これがオールスターだ!!