『ポートピア連続殺人事件』 1985年 エニックス

ゲーム好き、ミステリ好きの僕にとって推理アドベンチャーといえば切っても切れないものでした。
その歴史は『ポートピア連続殺人』から始まります。
ということで、実際にプレイして振り返りました。
え?どうやってプレイしたか?それを聞きたい人はメールでお聞きください。

以下直接真相には触れてませんが、勘のいい人には展開のわかるかもしれない画面が公開されています。
お気をつけ下さい♪

イメージ 1子供向けとは思えない哀愁漂うパッケージ♪








イメージ 2パッケージの絵から1転して、これぞファミコンという懐かしいドット絵。中央にいるのがボス(プレイヤー)の相棒刑事ヤス。彼を操って事件を捜査。この流れはしばらくの間、推理ゲームの定番のような形になりましたね。ちなみにここは神戸だそうな・・・よく分かりませんが(笑)。













イメージ 3最初の殺人現場。ちゃんと死体が線で引かれてますね~♪横のコマンドを使って捜査していく訳です。ちなみに机の上にあるのは分かりにくいですが灰皿。ドット絵の限界を感じます(笑)。














イメージ 4ある操作をすると、なんと部屋の中に階段が現れます。「館シリーズ」は、この画面からインスピレーションを受けたものと思われます(嘘)、ここを降ると
















イメージ 5なんと3Dの地下通路!!当時のファミコンユーザーには新鮮な画面であると同時に、プレイヤー泣かせの迷路でもありました^^;
















イメージ 6事件を解決するためにはときにはこんな手段も!!ある意味リアルな設定であると同時に任天堂チェックの緩さを感じます^^;
















イメージ 7時には聞き込みでこんな嬉しいハプニングに!!当時のお子様はこんな表現にも興奮したものでした(笑)

















イメージ 8捜査が進むと、こんなところにも行ったりします。わかりますよね、京都ですよ♪山に浮かぶ大の字のイビツさが逆にリアル。職人芸です。
















イメージ 9そして第2、第3の事件が発生。この頃からプレイヤーにある予感が漂いはじめます。

















イメージ 10最後の大詰めにして、最大の難関。この中途半端なヒントを頼りに何人のプレーヤーが迷路の亡者と化したことか・・・。

















イメージ 11そしてエンディング。エンドロールなんてありません。意外な結末を迎え、この寂しい夕焼けが心に染みます。


















感想

当時のファミコンにはセーブ機能なんてものはなく、親と約束したゲーム時間内で一所懸命燃えたものでした。
犯人と、そして親との戦いの中でクリア時間10分をたたき出す勇者(?)が現れたのも今は昔。
『ポートピア』は、ヒントの少なさ(特に一部の証拠品と、迷路はある意味反則です)から生じる意外に高い(?)難易度、そして意外な犯人というツボを抑えた丁寧な作りになっていました。ファミコン推理アドベンチャーの走りとして、まだ後発のゲームスタイルを確立したという意味でも、未だに多くに人から愛されるゲームです。
この記事を書く為に久しぶりにプレイしましたが、当時の感動を思い出しましたね~。
ゲームの世界一有名(?)な犯人に乾杯です♪

次回はミシシッピー殺人事件』に挑戦!!