2005-09-07から1日間の記事一覧

能面殺人事件 著者:高木彬光

ある夏の夜、千鶴井(ちづい)家の当主、家次郎が寝室に置かれた安楽椅子の上で急死した。死因は心臓麻痺であった。現場は完全な密室情態で、死体の傍には呪いを宿していると言い伝えられる鬼女の能面が残されていた。しかもその直後、葬儀屋が、依頼主のわ…