父親を亡くしたベロニカは、仕事に追われる母親に代わって幼い弟妹の世話に明け暮れる毎日を送っていた。ある日、マドリードの街で日食が起こる。学校の生徒たちが屋上へ観察に向かう中、ベロニカは同級生たちと地下室にこもり、降霊術の文字盤を使って父親の霊を呼び出そうとする。しかし上空で月と太陽が重なった瞬間、文字盤が割れてベロニカは気を失ってしまう。その日を境に、ベロニカの周囲で不可解な現象が次々と起こりはじめ……。 * 監督:パコ・プラサ * サンドラ・エスカセナ * クラウディア・プレイサー * ブルーナ・ゴンザレス * アナ・トレント * レティシア・どれラ * コンスエロ・トゥルヒーヨ
何の予備知識も無く鑑賞。スペイン映画で、監督は『REC』のパコ・プラサ。最初はそうだと知らずに観てたけど、ぽいなぁと思ってたらやっぱりそうだったんですね。
4人兄妹の長女ベロニカ(最初は子供たちのお母さんかと思いました。外国の人って大人っぽい^^;;
)は死んだ父ともう一度会うために降霊術を行う・・・
)は死んだ父ともう一度会うために降霊術を行う・・・
おお、完全にB級テイスト全開ですな。でも、嫌いじゃないですよ。降霊術(完全に日本で言うところのコックリさん)+ホラー=怖いナニカが登場、というお約束の展開が繰り広げられます。
ビジュアル的にはいかにもなにか起こしそうな末の弟だったり、ウルトラQに出てきそうな白目が強烈な盲目のシスターなど気になるところはいっぱい。どれもこれも定番すぎてなんだかお安いでう。もう大体行き着くところは想像できるので、途中で時折表示される劇中の現在時刻もあまり気になりません。
でもこの映画の一番の驚きは最後に待ってました。
映画の最後の警察の記録が流れて、「スペインの警察が超常現象を認めたスペイン史上初めての事件」のテロップが。
映画の最後の警察の記録が流れて、「スペインの警察が超常現象を認めたスペイン史上初めての事件」のテロップが。
実話だったんかい〜!!
映画の原題は主人公の名前でもある「ベロニカ」。でもタイトルは「エクリプス」。どういう意味かと思ったら「日蝕」のことなんですね。うーん、現代のほうが良いと思うな〜。