「お気に入り作家投票」~しろねこさんより~

読書ブログのミス・マダム(?)こと本楽大学校長しろねこさんより、レポートの提出課題が!!
忙しさにかまけて、いろいろなイベントをサボってる私としてここで頑張らないと卒業が危ない~。

ということでレポートのお題は

お気に入り作家投票

詳細は下記の通り。

1.コメントに好きな作家を書き込む。
2.基本的に作家の数は3人まで。入りきらないという方は、5人までとします。
3.1位から3位まで決めたら、持ち点10ポイントを割り振ってください。

  例:ヘルマン・ヘッセ4、村上春樹4、笠井潔2  
  点の割り振りは自由です。10点の中でやりくりしてください。

4.コメントは内緒でも公開でもOK。
5.Ⅰ~Ⅳのジャンルはあまり拘らないで自分がここ、と思ったところに投票してください。
  同じ作家を複数のジャンルに投票することも可能です。

ジャンルは

Ⅰ.ミステリ作家(含、ハードボイルド、サスペンス、ホラー)
Ⅱ.SF作家、ファンタジー作家(含、幻想文学)
Ⅲ.文学系作家(含、純文学、大衆小説、時代物、ライトノベル)
Ⅳ.その他の作家(評論、ノンフィクションなど)

です。
しろねこさんからは、
「小さいころから随分たくさん読まれているようで^^。きっとブログにはあまり登場しない作家なども、出てくるのではないかと、せこい期待をしております」
と言われましたが、すいません、みんなご存知の作家になってしまいました。
だってしょうがないよ~、お気に入りな作家なんだもん^^;;
知る人ぞ知るとか、マイナーな作家投票だったらまだなんとかなったかも
あの人やあの人、あっあの人も、ブツブツブツブツ・・・・

おっと、別世界に言ってしまいました^^;;
ではさっそく発表です。

Ⅰ.ミステリ作家(含、ハードボイルド、サスペンス、ホラー)


横溝正史 3点
ヴァン・ダイン 2点
法月綸太郎 2点
折原一 2点
太田忠司 1点

あまりにメジャーなので外そうかとも思ったのですが、やはり私のミステリー歴に大きな影響を与えた横溝、ヴァン・ダインは名前を挙げざるを得ませんでした。
そしてこの人を読んでなかったら新本格と出会うのがもっと遅くなったのではないかという、法月さん。
意外と思われるのは、折原さんの選出かもしれません。なにしろ当ブログでは一切記事を書いておりませんからね。
でも、未だに『異人たちの館』を読んだ衝撃は忘れておりませんし、その後もわかっちゃいるのに騙される快感を味わせて頂いた氏の隠れファンなのです。
そして最後に太田さん。近年はちとご無沙汰になった時期もありましたが、心の琴線に触れる頻度が実に高い作家さんなのです^^

選外で悩んだのは北村薫山田風太郎若竹七海古野まほろというところでしょうか。。。
でも今年のイシオシは柳広司なんですけどね♪


Ⅱ.SF作家、ファンタジー作家(含、幻想文学


楳図かずお 3点
篠原千絵 2点
ルース・スタイルス・ガネット 2点
大島弓子 2点
小栗虫太郎 1点

これが一番悩みました。読書歴の中でSFやファンタジーはかなり疎いジャンルなので^^;;
だから無理やりに感じさせる選出になってるかも。
1位の楳図さん。ホラーじゃないのかというツッコミもあるでしょうが、『漂流教室』『14歳』はSFの傑作だと思う。 楳図さん本人が一番SF&ファンタジーです(笑)。
2点で並んでいる篠原さん、大島さんはやはり妹の影響が大きいです。特に篠原さんの『海の闇 月の影』は大好きでした^^
2点台のもう一人、ルース・スタイルス・ガネット。これだけではピンとこられない方もいるかもしれませんが、『エルマーのぼうけん』の作者といえば、頷いてくれる方もたくさんいるはず。
エルマーのシリーズは私にとっての読書の原点だと思っています。
最後に小栗さん。なんでやねん!?と言われそうですが、『人外魔境』は昭和初期のSFの大傑作だと思うのです。青空文庫でも読めますのでぜひ^^


Ⅲ.文学系作家(含、純文学、大衆小説、時代物、ライトノベル


福永武彦 4点
西尾維新 3点
池波正太郎 3点

ここは実にすんなりと決まりました(もちろんもっともっと挙げたいのですけどね^^)。
1位の福永さんはもう言わずもがな、大学(国文学科)の卒論のテーマにもさせて頂いた、私にとっての純文学No.1。美しい文体にクラクラです^^
3点でならんだのはお二人。
西尾さんはブログを始めたからこそ出会えた才能という思い出があるので選びました。私の中では舞城王太郎乙一らと並ぶ才能だと思っております。
「すべてが猫になる」全記事全コメ大作戦(←すでに遠い目標に・・・)がなかったら読んでなかったと思うので、ゆきあやさんには足を向けて寝られません(嘘)。
池波さんも、私にとって時代物といえばこの人なので。第1回の川柳大賞で皆さんの予想を混乱させた思い出もありますしね^^

選出で悩んだのは芥川、井原西鶴新田次郎三島由紀夫あたりでしょうか。


Ⅳ.その他の作家(評論、ノンフィクションなど)


柳田邦男4点
笠井潔3点
柴田哲孝2点
法月綸太郎1点

最後のこの枠はこの方々で。
1位の柳田さんは中学校時代に航空機事故を扱ったノンフィクション『マッハの恐怖』とであって以来全著作を読ませて頂いて、どれも大好きな方なのです。
2位の笠井さん。もちろん矢吹駆シリーズを始めとした小説群も大好きなのですが、それと同等以上に氏の評論群は読ませる力があると思います。
3位の柴田さん。昨年の私的ランキングミステリ部門で1位に推した『下山事件 最後の証言』だけしか読んでませんが、あの本はそれだけの衝撃でした。
そしてミステリ作家部門でも選出した法月さん。評論部門で笠井さんのあとを継ぐのはこの人しかいないと思っております。


なんだか意外性のまったくないランキングになってしまいました。
しろねこさん、期待に沿えなくてゴメンネ~~~~~。