「今月のマイBEST(2007年5月分)」

大忙しの2007年5月のベストです~。
まずは今月読んだ本を。

4月



今月は20冊。先月から増えました!!
え、「本陣~」も「車井戸~」も「黒猫亭~」も同じ本じゃないか?
いけませんぜ、そんな野暮を言っちゃあ!!

ということで今月のベスト5です


まずはエッセイ(?)本ですな。
こんな虚実入り混じった変人ぶりをさらっと披露してしまう乙一が素敵すぎ(ファンはがっかり)。
下手な小説より全然面白いよな~。っていうかほとんど小説だよな、これ^^;;;


予約から半年以上。何度も買ってしまおうか迷った本(笑)。
まった甲斐がありました。いやあ~、面白かった^^
でも、もしかしたら買っててもそんは無かったと思いちょっと複雑(笑)


ゆきあやさんに記事をせかされ再読。
探偵としての「運命」を背負う巫冬彦(「冬のオペラ」)と対象的な英子とベッキーさんのコンビ。
対極にありながら個人的北村薫ベストとして甲乙つけがたいっす。
いや、ほんと北村薫の美しい文章が堪能できる1冊です。



☆5点満点なのに2位!!『獄門島』なのに2位!!(それだけ1位が凄かった)
でもね、正直甘く見てましたこれ。大好きだったし評価もしてたのですが、読み返してみるとこれほど凄かったとは。
あの時代にこれだけの探偵小説を書ける横溝の才人っぷりに乾杯!!


『獄門島』を抑えての1位。でも読んだ人ならそれも納得してくれるはず。
冴さんが「☆2つ」、ゆきあやさんが「ねこ5匹」、iizuka師匠が「『本ミス1位予告』&うひょひょひょひょ(←美人の書店員さんに『ニャンニャン倶楽部』を差し出す時にしか叫ばないという最高級の歓喜の雄たけび・嘘)」と叫んだあたりでも説得力があろうというもの。
個人的にも今年度ベスト級どころか2000年以降のベスト級になりうる作品だと思いますね。
いや、これは予約待ちではなく買っても損はないですよ、べるさん^^


はい、1位はもう予想通り。他になにをえらべというのですか?
これは本当にすごいですよ。単純に読まないと損、と久しぶりに言い切れる作品!!
『獄門島』を読んだ直後にこれというのもなんだか因縁めいたものを感じました。
ランク外にも『本陣~』や『刀語 4巻』などがありわりと充実した読書を出来た月かもしれません。


では最後に、今月のカルトな1冊


とりあえず選びましたが、かつてカルトに選ばれた『クリスマステロル』にカルトじゃない。
でも結婚というタイムリーぶりと、久しぶりの新刊がこの内容という激しさと、三島由紀夫賞を獲ってしまったことにびっくりという意味で挙げました。
いったい「ゆやたん」(←この呼び方は嫌いだ~!!)はどこへ行く。。。


今月のBEST&カルトは以上です。
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