「今月のマイBEST&カルトミステリー(2006年11月読了分)」

少々遅くなりましたが、11月のベストです。
先月読んだ本は下記の通り。


計12冊。
途中で風邪ひいて本を読まなかった時間があったり、祖母の家に様子を見に行ったりしてたからしかたないかな。
12月も『失われた時を求めて』を読み始めたから、読書ペース落ちそう。。。
とにもかくに始めます。


作品の出来としては『蒲公英草紙』の方が上質だと思いましたが、作品としての世界観、衝撃度という意味でこちらの作品を。
他の作品を読んだあとに処女作を読んだ訳ですが、一貫してぶれない作家さんだというのを再確認できたような気がします。



浅田次郎の初時代小説。僕自身も氏の時代小説はこれが初めて。
映画とはまた一味違う、より生きるということが濃密に描かれた感じがします。とても初の時代小説とは思えない完成度でした。



僕の中でのホラー系赤川作品の最高峰に位置する作品。
普段はライトな小説が多いのに、時折こんな傑作を発表するからあなどれません(笑)。


このシリーズは今月『七度狐』も読みましたが、やはりこのシリーズは短編の方が相性がいいような気がします。
真正面から落語を解体して、本格ミステリとして組み立てている姿勢に非常に好感をもてます。



問答無用の第1位。とにかく大好きな作品。
未読の人はぜひ。一度読み始めると最後まで一気に読みたくなる、そんな作品。
浅田次郎の作品中では一番好きですね、はい。

とにかく今月は読んでないですからね~。しかも上位5作のうち2作が再読という次第。
一方で中西智明の短編を読めたのが大収穫でありました。


では最後に、今月のカルトな1冊


もう、なにがなんだかさっぱりわかりません(笑)。
「S&M」「V」シリーズを読むのが前提の作品ではありますが、それでもさっぱり意味がわからないのが。
いつか理解できる日がくるのでしょうか。。。



今月のBEST&カルトは以上です。
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