今月のマイBEST&カルトミステリー(2006年8月読了分)

いやあ今月は忙しかったですよ~^^;
という事で読んだ本は下記の通り。

コールドゲーム』、 『銀の檻を溶かして ~薬屋探偵妖綺談~』、『三人目の幽霊』、『空中ブランコ』、『今はもうない』、『有限と微小のパン』、『笑わない数学者』、『暗黒童話』、『イン・ザ・プール』、『六番目の小夜子』、『ともだちはモモー』、『ねこさんびき』 、『黒猫の三角』、『本棚探偵の冒険』、『人形式モナリザ』 、『本棚探偵の回想』、『月は幽咽のデバイス』、『光の帝国~常野物語~』 、 『夢・出逢い・魔性』、『魔剣天翔』、『大志の歌~童話の学校 校歌・寮歌』

計21冊。先月に較べると3冊増えました。
今月はバトンや100の質問シリーズに力を入れてしまった分、読書の時間を取れなかったのか。
そして読書中の集中力がやや落ちてペースが減ってるのが個人的な気がかり。
ということで、8月のオススメベスト5です。


先月のランクインに続き今月も入って参りました。これで3ヶ月連続なのかな~。
個人的に恩田さんの短編が苦手だったけれども、これはいいと思う。
予告編的な作品も他の短編集のものに較べると、一つの作品としてもまとまってたと思います。



個人的にわりと好きな大倉崇裕さんの落語を舞台にしたこのシリーズ。
落語界をストレートに舞台化して繰り広げられる物語は、北村さんの円紫さんシリーズと較べてみると面白いかも。



『邪魔』以来の奥田さん。正直伊良部物では「イン・ザ・プール」とこちら、どちらを選んでもよかったのですが、好みでこちら。
サクサクと読み進められる上、伊良部という強烈なキャラがいるにも関わらず、妙に読後感が心地よい作品。
普段あまり本を読まない人にも勧めやすい作品だと思います。



本好き、ミステリ好きにはたまらない本への愛情と遊び心の溢れた作品。是非一度は手にとって欲しいですねえ。
ただし、この本の毒に取り込まれてもなんの責任もとりませんのであしからず。



最近の一人恩田祭のついでに、何年振りかに手に取った処女作。
初読の悪い印象を吹き飛ばす、透明かつ薄ら寒い空気に感服。傑作モダン・ホラーだと思います。


今月は『六番目の小夜子』を別にすると、小粒ながらも忘れがたい作品が多かったという印象でした。
ランク外だと、『大志の歌~童話の学校 校歌・寮歌』は是非一度手に取って楽しんで欲しい一冊ですね♪
今月は森さんを集中的に読んでますが、少々食傷気味。でも残りも少なくなってきたし心機一転頑張りましょう♪


では最後に、今月のカルトな1冊


はっきりいって今月はカルトだ~!!という作品はなかったです。
その中であえてこの作品を挙げたのは、一重に裏トリックの存在をしって再読したという印象が強いから。
この裏トリックはある意味カルトといってもいいのではないかと。
っていうかこれが分ったからといって事件が大きく変わるわけではないところが^^;;

裏トリックに興味がある人はこちら
     →http://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/38814100.html

今月のBEST&カルトは以上です。
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