今月のマイBEST&カルトミステリー(2006年7月読了分)

いやあ今月は忙しかったですよ~^^;
という事で読んだ本は下記の通り。

『あなたが名探偵』、『帝都衛星軌道』、『バイバイスクール 学校の七不思議事件』、『ロンドン園遊会(ガーデンパーティー)殺人事件(上下巻)』、『失踪HOLIDAY』、『銃とチョコレート』、『Op.ローズダスト』、『麦の海に沈む果実』、『図書室の海』、『黒と茶の幻想』、『黄昏の百合の骨』、『安徳天皇漂海記』 、『スクランブル』、『リアル鬼ごっこ』、『BG、あるいは死せるカイニス』 、『島崎警部のアリバイ事件簿 ~天城一傑作集〈2〉~』、『おれはねこだぜ』、『紙魚家崩壊~九つの謎~』

計18冊。先月、先々月に較べるとガクッと減りましたね。
序盤のワールドカップ、中盤の教習所通い、そして今月はわりと長めの作品が多かったのが原因ですかね~。
今月は先月の乙一さんに続き、恩田作品を比較的読んだ!!って感じの印象でした。



『黄昏の百合の骨』とどちらにしようかと悩みましたが、中身の重厚さでこちらに。読書慣れしてない人は逆に『黄昏~』の方がとっつきやすいかもしれませんね。



今回唯一の再読本です。それなのにランクイン、ということはこれがどれくらい面白いかというひとつの基準になるのかな?
ミステリとしてもそれなりに秀逸ですが、やはり青春小説としての出来が抜群だと思います。
若竹作品の魅力がつまってるという意味でも、非常にオススメしやすい本ですね。



法月さんの『怪盗グリフィン~』と同様に、あの著者がこんな作品を!!という驚きがあったのと同時に、きちんと著者らしい個性が感じられた作品です。
挿絵以外は子供から大人まで楽しめる小説になってると思うのですが、いかがでしょう♪




一連のシリーズ作品の中ではこれが一番雰囲気が好きでした。「三月は深き紅の淵を」もそうですが、恩田流物語を堪能できると同時に、ラストの余韻という意味でも非常に読みやすい作品なのではないかと思うので、オススメですね。




1位は初の絵本です。いや、これはほんとに面白かったです。こんな短い物語の中でかなり心を鷲づかみです。
ぜひ図書館に本を借りに行った際は、手に取って読んでもらいたいですね♪


今月はわりと選択が難しかったですね~。面白い作品は多かったんですが、なかなか突き抜けるところまでは・・・・と思ってたら、絵本にやられてしまいました。
そういう意味では、読んだ本は少なかったですが、苦手だった石持さんの『BG~』が面白かったりと、意外な収穫があった月といえるかもしれません。
あとは第1部のテンションが続けば、『安徳天皇漂海記』が一位だったかもしれませんね~。



では最後に、今月のカルトな1冊


ぶっちぎりでこれでしょう!!他になにかありますか?
カルトというより、ワーストです。
ワースト記念に変な文章を抜粋!!

・もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして
・頭を悩ませるように渋い顔をして考えている
・翼には素質があると見込んで翼をスカウトした
・最後の大きな大会では見事全国大会に優勝
・そう遠くなく、近いようだ 
・うっすらと人影がかすかに現れた
・しかし、洋の姿は何処にも見当たらなかった。何処を探しても、洋の姿は見当たらない
・いざ、着地してみるとそこは森の様な草むらに二人は降り立っていた
・グラウンドをひた歩き
・危機に感じた翼と愛は火事場の馬鹿力、ここで二人は足を早めた
・この話は人々の間とともに長く受け継がれていく

これに興味を持たれた方は、単行本を手に取ってみてください。
ただしあとで後悔してもしりませんよ~^^;;


今月のBEST&カルトは以上です。
ご意見・ご感想をお待ちしております♪