イングランドVSエクアドル

予想通り決勝Tに駒を進めたものをオーウェンが怪我で離脱、不安を残すイングランドと、今大会のサプライズの一つエクアドルの一戦。
見るからに暑そうなピッチでの展開はスロー。まあ、ここまで数多くのチームが暑さで失速していたのを見てるだけに当然といえば当然ですかね。
この展開が中盤の展開力では劣るエクアドルに向いたのか、各上の強豪を相手に互角に試合を進めます。
特に前半10分にテリーがクリアミス、エクアドルテノリオに抜け出された時にはイングランドサポーターも失点を覚悟したんじゃないんですかね~。A・コールの懸命なプレーが無かったら決まってましたね~。それにしてもこの日のイングランドは守備陣が不安定でしたね~。特にテリーは集中力を欠いたプレーを連発してて先行き不安。
この後は両者決め手を欠き前半終了。

後半も序盤は前半と同じ流れで試合としては停滞気味。こういう時はセットプレーが重要になってきますよね~。
そう、セットプレーといえばベッカム。身体能力、テクニックともトップクラスとは言えない彼をトップたらしめる必殺の右足が炸裂。さすがです、決めるべきところで決めるのがスターの証。文句なしのフリーキックでした。
それにしても消耗戦の様相を呈してきただけにこの1点は貴重でした。1点を追わなければいけないエクアドルを暑さで体力が切れたのか徐々に攻撃の切れ味を失っていきます。両チームともチャンスはつかむものの決める体力が残ってないのは明らか。
最後はベッカムもスタミナ切れでヘロヘロになるなかで、なんとかイングランドが逃げ切って試合終了。南米3位の肩書きに負けない健闘ぶりを披露したエクアドルの物語はついにピリオドが打たれました。

勝ち上がったとはいえイングランドも満足な内容じゃないですよね。暑さでペースを落としてたとはいえ、ルーニーの1トップはしっくりいってないというか。怪我から復帰したばかりで切れが完全に戻ったとはいえない選手にこのポジションをこなすのは厳しいのでは。例えそれがルーニーだったとしてもね。
それだったらクラウチの1トップで、トップ下にルーニーを置いた方がいいんじゃあ・・・・。

とにもかくにも、次はオランダを撃破したポルトガル。デコを欠いてるとはいえ強豪同士の一戦。いい試合になってほしいな~。