韓国VSスイス

そのスイスVS韓国、勝ち点は同じものの得失点差で上回るスイスの方が若干有利な状況にはありましたが、自力での決勝T進出を決めたい両チームは序盤から激しい鍔迫り合い。序盤韓国はスピード溢れる攻撃を見せるも今大会無失点のスイスDFが中央の高さの有利を発揮してシャットアウト、逆に徐々に韓国ゴールを脅かし始めます。
そして前半23分、ハカン・ヤキンのセットプレーが絶妙の精度で韓国ゴール前へ。フィリップ・センデロスが相手選手と接触し流血しながらも頭で押し込み欲しかった先制点を奪います。
韓国は相手を上回るスピードをみせるものの、経験豊富な相手DF陣の冷静なプレーや自らの軽率なプレーも重なりなかなかペースをつかめません。

後半、フランスがリードしてる為逆転したい韓国は先制点を奪ったセンデロスの負傷交代をきっかけに制空権争いで優位に、試合のペースを自分達の方に引き寄せます。
特にサイドを使った攻撃では数多くのチャンスを演出しましたが、ここで立ちはだかったのがGKツベルビューラー。韓国の決定的なシュートを何度もはじき出します。
逆に33分、スイスのフレイが韓国エリア中央から抜け出しフリーになります。ここで線審オフサイドの判定、韓国の選手はプレーを止めますが主審の判定はプレーオン、フレイはGKを交わし追加点。韓国必死の抗議も実らず、窮地に追い込まれます。

この場合フレイへの縦パスがオフサイドではないかという抗議でしょう。確かにポジションはオフサイドの位置なんですがこの縦パス、スイスの選手が横に出したパス(真横、もしくはマイナスではオフサイドにならないですからね~)を韓国選手の足に当たってフレイに行ってるように見えます。主審が良く見てたというところではないでしょうか。

その後逆転をめざして韓国も最後の猛攻を仕掛けますが、審判への抗議で気持ちが切れてたんでしょうね~、荒れたプレイしか見せられず2-0で敗戦。
スイスは予選を無失点で通過、ウクライナと一回戦を戦います。
逆にアジア勢最後の砦であった韓国、3試合を通じて十分世界に通用する力を見せながらも、ここ一番で勝ちきれず、無念の予選敗退となってしまいました。