『ミシシッピー殺人事件』

前回予告したとおり今回は『ミシシッピー殺人事件』です。
ミシシッピー河を走る豪華客船デルタ・プリンセス号。その中で発生した殺人事件を偶然乗り合わせた探偵チャールズと助手ワトソンが捜査に挑みます。
助手がワトソンなのに、探偵がチャールズ。このあたり、すでに何か間違った空気が漂いますが、その予感は当たってしまいます。
発売当初買いました。バグの連発とあまりに遅い移動速度、激ムズの難易度にクリアできず。
今回は攻略サイトを見ながらの再挑戦!!

イメージ 1ゲームパッケージ♪なんだか厭らしい感じが漂う二人。当然彼らがチャールズとワトソンです。

















イメージ 2ファミコンお約束のチープな画面。そして移動速度の遅さに愕然とします。















イメージ 3死体発見!!初めて見た時は、中国人かと思いました。しかし、被害者の名前はブラウンである事が判明!!
弁髪かと思ったのは血でした・・・。














イメージ 4乗客の一人に被害者を確認。驚いてますが、その前の画面で「死体は誰ですか?」と聞かれ「ブラウンさんです」と冷静に答えてます。














イメージ 5依頼されてもないのに、勝手に捜査を始めて、勝手に人の部屋を漁ってます。チャールズは有名なんでしょうか?















イメージ 6このゲームの特徴、メモを取るです。ここで前の写真と較べて下さい。証拠品を取る場合の決定はAボタン、メモを取る場合の決定はBボタン。
意味がわかりません。慣れないとAボタンでキャンセル、行き詰まりゲームオーバーを迎えます。












イメージ 7捜査を開始。個性的な登場人物とまったく脈絡の無い証拠品の発見場所。早くも難航する調査に追い討ちをかけるのが犯人の仕掛けた(?)罠の数々。















イメージ 8証拠品が見つかる部屋に入った途端ナイフが飛んできます。間違いなく1度は死にます。そしてゲームは最初から。















イメージ 12これまた証拠品の見つかる部屋に予測不能の落とし穴。豪華客船ですよ。というか穴に落ちただけで死ぬチャールズ卿、スペランカー並みです。















イメージ 9聞き込みも意味不明。「~、ああ その ことは ごぞんじ でしたね~」。いえ、知りません。
















イメージ 10証拠品調査画面。会話を良く見てください。わかりにくですが、実はワトソンが推理してます♪

















イメージ 11感動のエンディング(犯人は一応隠してます)。ゲームオーバー、このあとボタンを押すと、タイトル画面・・・なんの余韻もありません。じつはこの直前にとんでもない事が起きてます。詳しくは感想で。



















感想

あらためてクソゲーです。あまりに遅い移動速度と、むやみに移動させられるマップがイライラを募らせます。
さらに会話メモは一人3回までしかメモできず、さらに同じ質問には2度と答えません。手順を間違えると、即クリア不可能になります。
しかもこの会話がイマイチ噛み合わなかったり、脈絡のないところから話が飛び出して判断しづらい。
さらに別の人間にメモを見せる順番を間違えてアウト!!
ナイフと落とし穴ばかりが話題となりましたが(しかも最後まで誰が仕掛けたんだかよくわかりません。もしかしたら標準設備か?)、根本のゲームシステムの融通の無さが多くのユーザーを泣かせましたね~。

さらに犯行現場の下の部屋で弾丸がみつかりますが、その理由が現場の床の隙間から落ちた!!そんな推理に納得するんじゃないぞ、ワトソン!!
他にも船の柵にぶつけただけで、銃身とグリップに分解してしまう拳銃なでお、証拠品も怪しげなモノばかり。

そんな難問を乗り越えてへとへとになりながら犯人を告発したユーザーに、最後の衝撃が!!
なんと事件を解決したチャールズは、乗客や船員達に罵倒されてしまいます。

「この おそろしい じけんを いちばん おそろしくかんじたのは ○○(犯人)でしょ。それを あんなふうに いうなんて・・・・」
「そうだ おまえ かってなことをいうな!」
「○○は むざい だと おもいます」

探偵とはいつの時代も報われないものです。これ以降僕は探偵チャールズの活躍を耳にする事はありませんでした。

次回は『デッド・ゾーン』です。