『僕の好きな御手洗潔』BEST 5

最近いろんな方がブログで島田作品の感想を書かれているのを見て、ふと自分がどれくらい読んでるのかな~と思って、索引を検索してみました。
そうしたら全部ちゃんと読んでました。
初めて読んだのが『暗闇坂の人喰いの木』、そこから『占星術殺人事件』を皮切りに『摩天楼の殺人』まで一応全部読んでました。
そういえば、昔は年に一度の御手洗シリーズの発行を楽しみにしてましたね~。
ということで、久しぶりの「My Best」は御手洗潔ベスト5!!
本来は、全部の感想を書ききって発表するのがいいんでしょうが、正直いつになるかわからないので(笑)。
ちなみにブログの点数とは比例しない場合もあるかもしれないので、気にせずに♪



第5位

『ハリウッド・サーティフィケート』

とにかく女性からの人気が無いヒロイン、レオナ嬢。毎回毎回怪しげな言動を見せてくれますが、この作品での怪しさが一番ぶっちぎりのような気がします。それを強引な手法でねじ伏せるあたりに、シマソウ健在!!を感じさせてくれました・・・。でも、好みわかれそ~。


第4位

『龍臥亭事件』


はい、結構後半部分の評価はわかれますが、僕は嫌いじゃなかったですね。特に石岡の必死の頼みに「リュウ コワセ」という電報しかよこさないと思ってら、泣かせる手紙を書いたりと、登場しないくせに存在感を発揮するあたりはやっぱり御手洗。
そして、事件解決後に明かされるもうひとつの真実に、ファンは・・・・ねえ、そう考えるとやっぱろランクイン!!


第3位



まあ、御手洗シリーズ・・・というか、シマソウとしてはやっぱりこの作品は外せないでしょう~。
今読み返すと文章が硬かったり(特に手記の部分)、御手洗がかなりエキセントリック(レオナ嬢登場以降控えめになってますが・・・)、など初々しい部分もありますが、これがなかったら新本格以降の隆盛は・・・という意味でも、偉大な作品ということになるでしょうね~。


第2位

『斜め屋敷の犯罪』


個人的には『占星術~』よりも、こっちのやり過ぎ感の方が好きだな~。っていうか、登場していきなりアレを犯人呼ばわりするあたりは、はっきりいって超能力でも使ってるんじゃないかという万能ぶりですね。
それにしても、この凶器(?)の大きさは、日本ミステリーの歴史の中でも隕石の次に大きいんじゃないかな・・・・。


第1位

『異邦の騎士』

もう、本格がどうのこうのではなく、小説として好きです。何回読んでもラストの部分は泣いてしまいます。
御手洗の台詞も普段以上に印象的なフレーズが多いし、最後の瞬間までファンを楽しませてくれます♪
とにかく映像化希望!!でも絶対に不可能・・・・。


こんなトコロでしょうか。
しかしやってみて上位3つはすんなり決まったんですけど、あと2つの枠が・・・。特にレオナ嬢が出てくる作品の位置づけが非常に難しいというかなんというか。個人的にはそんなに嫌いじゃないんですけど、彼女が登場することによって確実に御手洗の性格が変わってきてるのがちょっと不満~。
最近はどんどん専門的ジャンルに突入してって読みづらい作品も正直多々・・・・。
そういう意味では次点は往年の御手洗復活!!ということで『摩天楼の殺人』なのかな~。