『妖怪大戦争』 監督:三池崇史

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製作年度 	2005年
製作国・地域 	日本
上映時間 	124分
監督 	三池崇史
製作総指揮 	角川歴彦
原作 	-
脚本 	三池崇史沢村光彦 、板倉剛彦
音楽 	-
出演もしくは声の出演 	神木隆之介宮迫博之南果歩成海璃子佐野史郎 


今日地上波で放送されているのを見ました。
とりあえずあらすじはこんな感じ。

 

ゲゲゲの鬼太郎』の作者で知られる水木しげる氏の故郷である鳥取県境港市でこの物語は始まる。
 鳥取県のとある山中、どこまでも広がる廃棄物の向こうに不気味な廃工場が見える。夜半から降り続ける黒い雨。その廃工場の煙突に立つ悪霊は口元に笑みを浮かべた。彼は、凶悪な"怨霊・ヨモツモノ"を復活させ、人間界、妖怪界を壊滅しようと企んでいた。そしていま、悪霊の放った怨念の炎が眼下に広がる廃棄物を山もろとも焼き尽くす。

 鳥取のとある神社で"麒麟(きりん)獅子舞(ししまい)"という祭りが行われていた。両親の離婚で、東京から母方の実家に引っ越してきたばかりの少年・タダシ。悪ガキたちからは"弱虫タダシ"といじめられていた。祭りの見物中に麒麟獅子から頭を噛みつかれる。それは麒麟(きりん)送子(そうし)に命じられたことを意味する。それは、とても名誉なことだったが、タダシを羨む悪ガキたちは麒麟送子なら天狗の山に行って聖剣をとってこいと言う。あくる日、祖父が聞かせてくれた麒麟送子の伝説。むかし、人間たちに悪さをした天狗に麒麟送子が聖剣で懲らしめた。そして、改心した天狗は麒麟送子の家来になったという。「天狗は怖いか?」祖父は遠くに聳える"天狗の山"を指しながらタダシに言った。

 夏休みを迎えたある日、タダシの元に奇妙な書面が届く。祖父の筆跡で"天狗の山で待つ"と。祖父の行方を追いタダシは精一杯の勇気を振り絞り、天狗の山に向かう。 真っ暗な山道を懐中電灯ひとつで進むタダシ。静寂の中に響き渡る「タダシ~。タダシ~」の声。タダシは祖父の声と信じて突き進むが、その先に待っていたのは、想像を絶する世界"妖怪の世界"だった。妖怪たちの巧妙な作戦で山に誘い出されたタダシ。当の祖父は自宅でぐっすりと眠っていたのだ。恐怖の限界に達していたタダシに思わぬ展開が訪れる。それは妖怪たちのから麒麟送子としてのタダシへの共闘の申し出だった。魔人加藤とヨモツモノを倒す為には麒麟送子の力が必要なのだと言う。弱虫タダシの壮大な冒険(夏休み)が始まった。


三池崇史監督といえばやっぱりB級テイストが非常によく似合う(誉めてます)監督であり、僕も結構好きな監督。
そんな三池さんが妖怪を撮るとなれば見るしかないですね。
何故劇場で見なかったかは・・・・まぁおいといて。

 

冒頭のオープニングクレジット、プロデュースの名前が

 

 

期待するしかないでしょう・・・・だったんですけどね~。
なんですのん、これは^^;;

 

冒頭からよく分からん場面展開。がっつり気合の入った妖怪の特殊メイクとCGで描かれる改造された妖怪の動きのミスマッチっぷりがいきなり気になります。
そして神木君登場。いやあかわいいですな~、この子は(笑)。演技というよりナチュラルに近い台詞回しは好感持てました。
ただ彼が天狗の山に向かってからの展開がもう速すぎて、なにがなにやらよくわかりませんでした^^;;;
これってTV用に編集されてるよな~、間違いなく。
うーん、子供にわかるのか?

 

ってそれ以前に妖怪の造形が対象不明・・・まあかわいいといえなくもないのだが、その中に妙にリアルなやつがいたりして・・・。
また彼らが微妙なギャグを飛ばしまくるんですが、シュールなのが多すぎ、失笑の嵐でした(笑)。
これこそ子供おいてけぼりでしょう、間違いなく。
一反もめんに河童の言うセリフ、「最近鬼太郎の前ではいい顔しとるみたいやんけ・・・」、うーん意味深過ぎてもう^^;;

 

で今回の敵、加藤保憲登場。豊川悦司、カッコイイねえ雰囲気あります。でもやっぱり加藤といえば嶋田久作さんですよねえ。
あのどう見ても悪!!っていう感じがたまらなくいいですよ・・・
っていう個人的感想はおいといて、無闇に強いっす!!強さの理由は分らないですがとにかく強いっす!!
でもなぜここまで復讐に燃えるのかさっぱりわかりません。

 

さらにそんなに強い加藤がなぜ小豆で爆発ドーンなのかさっぱりわかりませんでした。
まあトヨエツの「豆?」というセリフと、「小豆ずきずきずき小豆♪」の挿入歌は心に残りましたが(笑)。
子供どころか大人も理解不能な気がするのは気のせいですか?

 

ラスト、よくわからないまま加藤を倒した神木君が神獣「麒麟」に乗って大空を舞い・・・・エンド!!
なにこれ???さっぱりわからないよ???
これはテレビ用編集でラストがカットされちゃったんだよね?
ほんとはちゃんとエンディングあるんだよね???

 

実はどう見てもTV版編集が酷いような気配がぷんぷんなんですよね。CMが開ける度に妙に話が飛んでる気がするし・・・
もう少しなんとかなりませんか、日本テレビさん?

 

最初から最後までつっこみぱなしですが、でも結構楽しくみた自分がいます。
なんだかんだと妖怪の着ぐるみは結構よくできてたと思うので、そのへんはOKでした。。。
それにしても完全版ではラストどうなってるのか気になるぞ。。。