洋画『エイリアンVSプレデター』

かたや、SFホラー映画の神話的シンボルとなったエイリアン、対するはSFアクション映画代表の戦士のプレデター。ともにこの宇宙で最強・最悪の存在が、地球上で対決。『エイリアン』の初登場から4半世紀を経た今、SF映画史上、最も待望された対決の一番、『エイリアン vs.プレデター』がようやく公開される。どちらが勝っても……、人類に未来はない。

エイリアンもプレデターも好きな私。これは最高の組み合わせです。

　のっけからＢ級映画チックなキャスト達に心はわくわく、プレデターでおなじみのサーモグラフ（？）の画面が出た瞬間には思わず「きた～」とつぶやくなど、テンションがだんだんあがってきます。
ストーリーもこれまたＢ級らしいうさんくささが漂ってとにかく強引。
南極の氷河の中に謎の遺跡が発見、しかも突然温度が上昇します。それに気付いた金持ちの爺さんが、最高のスタッフを集めて発掘作業に乗り出します。しかし、実はその遺跡、プレデターが成人の儀式を行うために、エイリアンを幽閉（？）した、いわば牢獄。そうとも知らずに遺跡にたどり着いた発掘チームは次々と殺されていく。果たして最後に生き残るのは？？？

といったストーリーなんですが、結構無茶なお話。
たとえば、ピラミッドに代表される世界の古代遺跡の数々は、地球でエイリアンを寄生させる生贄を提供させる代わりに、プレデターが教えたらしいです。
その他地表に残ったスタッフをプレデター達が惨殺するあたりは、あとから考えるとイマイチ理由が不明？なのですが、あまり細かいトコロの辻褄はだれも期待してないのでＯＫ。そんな心で構えている僕に衝撃の事実が！！

エイリアンとプレデターに殺されまくるチームの中で、ただ一人生き延びるヒロイン。しかし遂にプレデターに遭遇、絶対絶命！！
そこにエイリアンが襲い掛かり、プレデターがやられ掛けます。その光景も目撃したヒロインは何故か、エイリアンに立ち向かいしかも勝利。命を救われたエイリアンは彼女を・・・認めちゃいます（笑）。

ん、どこかでみたようなシーンだな？そうだ、これは『プレデター２』のラストじゃないか。その考えはラストシーンで確信に至りました。いやあ～、普通は１へのオマージュを考えるのにまさか２とは。只者じゃないな、この監督！！

でもまあ、面白かったからいいや。個人的に、どうせならプレデターの星にエイリアンが落ちてきて、みたいな映画を観たかったけど、次回作に期待します。