『鴇色の仮面―新宿少年探偵団』(☆2.5) 著者:太田忠司

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人を襲う霧と吸血仮面 常識外れの事件続発! 白い「霧」が人間を襲い(「霧の恐怖」)、妖しい仮面が女たちを死へと誘う……(「鴇色の仮面」)。光と闇が交錯する魔都・新宿に、混迷と恐怖をもたらす人知を超えた怪事件は、現代社会が突き進む破滅への序章なのか?事件の裏に潜む怪人たちに立ち向かうため、探偵団は夜を駆ける!大好評シリーズ第5弾!

Amazon紹介より

 

シリーズも第5弾、初めての2話収録!!っていっても、長さが半分になっただけ~♪
短い分、ライト・ファンタジー(そんなジャンルあるのか~)に磨きがかかってます。
では、それぞれの感想を!!

『霧の恐怖』

なんだか昔のアメリカンホラーの邦題みたいなタイトルですが(笑)、やってることもタイトルに偽り無しな世界です。
当然、この霧はお約束の怪人軍団(それぞれは個人の意思で行動してますが)の仕業。
でもその方法が・・・前回と同じやん!!
しかも前作の敵より弱いし~。魂を持った霧の殺害動機もわからんでもないですが、簡単に説得、というか騙されすぎです。

『鴇色の仮面』

タイトルとあらすじを見ただけで、内容が分かる秀逸な作品です(笑)
仮面屋で、老婆が出てきたとたん、もう事件の理由まるわかり。いまさらこのネタで攻めるのはすごいな~。
ちなみに途中、ジョジョ入ってます。


うーん、コンパクト過ぎて、ちょっと物足りない。中休み的な作品ですね。

(2005.11.6 ブログ再録)