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『摩天楼の悪夢―新宿少年探偵団』(☆3.3) 著者:太田忠司

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新宿南口に屹立する地上202メートル、50階建てのインテリジェントビル。最新鋭のハイテク機器によって管理された摩天楼には、内部の人間を八つ裂きにする邪悪な意志が宿っていた。惨劇の舞台に残された血文字“K・I・R・I”とは何を意味するのか?現代文明の闇が牙を剥くモダン・ホラー意欲作!
Amazon紹介より
 

宿少』シリーズ、第3弾です。
前作に登場した建築中の高層ビルが遂に完成。そこを舞台に起こる残虐な事件を、いつもの4人組が追いかけます。

作者曰く、「嵐の山荘」モノ。
確かに、「宿少」のメンバーはハイテクビルの中に完全に閉じ込められますし、物語の殆どがこのビルの舞台です。
もうオープニングの警備員殺人のシーンからかなりホラーの雰囲気を漂わせてます。
次々と起こる殺人事件の死体もバラバラあり、全身をひねりつぶされたもの有りとあり得ない死に方の数々。さらにはせまりくる火事の恐怖。
でも、やっぱりそこは「宿少」シリーズ。事件のトリックはとんでもない代物です(笑)。でも、きっちりシリーズのお約束を踏んでるので、実はフェアだったりするんですが。
まあ、そんなものを語ってもしょうがないけどね。

今回は犯人の設定と動機に参りました。結構僕のツボ。読み終わったあとの結構切なさが残りますね。
シリーズの伏線も少しづつ明らかになりますし、続編を読みたくなること請け合いです。

 

(2005.10.23 ブログ再録)