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『怪人大鴉博士―新宿少年探偵団』(☆2.5) 著者:太田忠司

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沌都市(ケイオスシティ)・新宿。超高層ビルの陰に生じた闇の舞台では、今まさに怪異な事件の幕が開かんとしていた。自ら大鴉博士と名乗る怪人からの大胆な犯罪予告。立ち向かうは未知の科学力を持つ不思議の少年蘇芳から、秘密道具を託された異能の中学生四人。果たして勝敗は。田中芳樹氏推薦の新冒険シリーズ第二弾。
Amazon紹介より
 

宿少』シリーズ、第2弾です。
今回の敵は大鴉博士。もう名前のセンスといい、やってる行動といい、まさに怪人20面相ですな、こりゃ。まさに作者のいうとおり、1作目よりさら乱歩の「少年探偵団」に近いづいてますね。

まず、大鴉博士の登場の仕方。いきなりビルの上の看板から登場します。この辺がすでに20面相。
で、基本的に宝石泥棒。この辺も20面相。でも、この宝石を盗む理由がふるってます。なんじゃそりゃと(笑)。この辺は深く考えず楽しむべきところなんでしょうね。
で、追い詰められた大鴉博士の行動と発言がこれまた20面相。ただしここでいう明智はかなりむかつく存在。

とにかく1作目からがらっと事件の雰囲気が変わります。完全に少年向けといってもいいのかも。
でも、それぞれのキャラがたってるから、読んでても面白いです。
大鴉博士が連れている少女の存在が怪しくていいですね。でも、冒頭で誘拐される青年がまさかそんな事になるとは思いませんでした。

シリーズ2作目にして、完全に方向性が決まってきましたね。
気軽に読めるし、続きを読むのが楽しみです。

 

(2005.10.23 ブログ再録)