二人が出会って多くの傑作ミステリーが生まれた。そして十八年後、二人は別れた―。大人気作家・岡嶋二人がどのようにして誕生し、二十八冊の本を世に出していったのか。エピソードもふんだんに盛り込んで、徳さんと著者の喜びから苦悩までを丹念に描いた、渾身の自伝的エッセイ。
Amazon紹介より
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以前から古本屋さんで探してたんですが、「BOOK OFF」で遂に発見、即購入した1冊です。個人的に岡嶋ミステリーが好きなこと、創作過程がイメージしにくい合作作家の岡嶋二人がいかにして作品を作っていったのか。
内容はと言うと、結構以上に赤裸々に書いちゃってます。あとあと徳さんと井上さんの仲は大丈夫なのかな、と心配するぐらいです。
しかし、逆にいえば岡嶋二人の創作作法が、事細かに書いてあるので、そこに関しては非常に満足。でも、内容が内容の為、それぞれの作品のトリックやストーリーをがんがんネタ割ってるので、まずは岡嶋作品を抑えてから、読んでほしいかな。
それにしても、やっぱり切ないな~。解散するという結末が分かってるだけに、余計読み進めるのがちょっと怖い部分もありました。作中で語られる「岡嶋二人のピークは江戸川乱歩賞までだった」という部分なんかは、なにかグッときてしまいました。