『金田一少年の事件簿』といえば、ミステリ漫画至上『名探偵コナン』とならんで、もっとも読まれた作品でしょう。で、それはネタパクリの歴史でもあります！！おかげさまでかなりの確率で犯人を当てることができました。ということ、このミステリ漫画を語る上で絶対はずせない『金田一少年の事件簿』を少しづつ振り返ってみようと思います。ちなみに僕はこの漫画嫌いじゃないですよ。
「秘宝島殺人事件」
「招かれざる客」の正体とは！？ 「悲報島」に隠された財宝をめぐる、凄惨なる連続殺人！！ 金田一一（はじめ）は一攫千金の宝探しツアーに参加するため、絶海の孤島・悲報島を訪れた。だが、一たちを待ち受けていたのは、バラバラになった島のオーナー・美作の死体だった。そしてツアー参加者の中に、招待客を装った謎の人物「招かれざる客」が紛れ込んでいることが判明する！！宝を守る半獣人「山童伝説」に見立てた連続殺人。一は、この冷酷な殺人鬼の正体を見破ることができるのか？そして、この島に眠る財宝とは！？
どうなんでしょう、便器の中蓋っていうヒントは（笑）。女装した場合、例え小便でも座ってすませた方が楽な気がするので、少し納得いかん部分が・・・まあ、どうでもいいですよね。「招かれざる客」の持つ偽の招待状の件も、ワープロで打った場合、かんーかべとでも入力しない限りこんな誤字はおきないでしょ～と思うのですが。 本編の謎より、脇の謎の方に疑問が残る出来。茅杏子 の箱には何が！！
「恋湖伝説殺人事件」
「お…お前はジェイソン！？」 仮面の殺人鬼が迫りくる、絶体絶命のサスペンス！ 高級リゾートのモニターの代役を頼まれ、七瀬美雪とともに、悲恋湖を訪れた金田一一（はじめ）。キャンプ村に着きパーティー気分で過ごす一たち。だが、近くの刑務所から凶悪な殺人犯が脱走したというニュースが不安の影を落とす……。そして翌朝、モニター客のひとりが、無惨な惨殺死体となって発見される！！顔面をズタズタにされたその死体は、昨夜のニュースの脱獄犯「ジェイソン」の手口に酷似していた！！
金田一シリーズには、はじめ曰く『人間心理を巧妙についたトリック』というのがたくさん出てきますが、大体において巧妙に操ってない気が（笑）。この作品でも、ボートの存在を誰も言おうとしなかったのは、水恐怖症の自分が取り残されたら嫌だからという心理分析がありますが、どうみても全員乗れるボートじゃないので、１人で残る事はありえません（笑）。つーか、殺人が起きてるんだから、助けを求める手段があればそれを使おうとするのが普通の人間心理では？。一番ちゃんと壊しておかねばならないラジオが簡単に修理できてしまうぐらいにしか破壊してない犯人のおちゃめっぷりも印象に残ります。
