のだめカンタービレ 著者:二ノ宮知子

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カプリチオーソ(気ままに気まぐれに)カンタービレ(歌うように) 不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ! クラシック音楽コメディ!! AMAZONレビュー
 

 某夕刊紙で紹介されてたので、読んでみました。ちなみにまだ完結しておりません。 物語はというと、世界的な指揮者を目指す千秋真一と、彼に一目惚れした超天然系天才(?)ピアニストの野田恵(通称のだめ)がいろいろトラブルを巻き起こしながらも、一流の音楽家を目指すラブコメ、って感じでしょうか。 上の紹介文が表すとおり、なにより、のだめが凄い。

 

なにしろ 少女漫画至上最強レベルの、汚物系ヒロイン!! 

 彼女の部屋はごみの山!!虫は湧いてるし、原型不明の食料や物が散らばってます!! 普通に考えたら、やばいヒトなのに、その音楽センスに影響され、ついふらふらと彼女を助けてしまう真一が涙ぐましい(笑)。 なんだかもう変態街道一直線って感じ♪(漫画でもズバリそう表現されとります。)

 で、この漫画の特徴はクラシックの情報量が豊富だという事。とにかく王道のモーツァルト・ベートベンから、普通に生活してたら絶対耳にしないような作曲家の作品までいろいろ登場。ジャンルも交響曲からピアノの小品までとにかく豊富。企画物のCDも発売されてる訳ですから、このへんも人気の秘密なんでしょうね。 でも、音楽の素養が無くても十分音楽漫画として楽しめる(この辺は『ヒカルの碁』に近いかも)作品なので、見かけたら読んでみてはいかがでしょう。