ときめきトゥナイト 著者:池野恋

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吸血鬼と狼女を両親にもつ江藤蘭世は、可愛い中2の女の子。人間との恋は禁止されてるけど、今、同級生の真壁俊くんに夢中。そんなある日、蘭世に超能力がめばえた! なんと、かみついた相手に変身してしまうのだ。不思議どきどきラブ・コメディ。

出版社/著者からの内容紹介より




ちょっと(?)古めのこの作品。小さい頃に入院してた病院で見てたアニメの記憶が残ってて、ついつい全巻購入!!
いやあ、懐かしく、そして面白く読みました。

内容としては、もう当時の少女漫画の王道的なストーリーですよね。魔界の王子様とちょっとドジな吸血鬼の女の子ですから(笑)。はしばしに描かれるギャグのセンスの微妙さが時代を感じさせてちょっと懐かしい気分に浸れます。
つーか、やっぱり蘭世編の人気が一番高いんでしょうね。ヒロインの魅力もこの人が一番だし。やっぱり好きになったら、最後まであきらめちゃいけませんよね。脇のアロンとかをもう少しうまく設定してくれれば、もうちょっとドキドキできたかなあ。あの性格を見てると、どうしても真壁君選んじゃいますよね。というか、よく蘭世は絶好しなかったと思うぞ(笑)。

そんなアロンも第2部以降はしっかりと魔界の王様の貫禄を身につけて、素敵な奥さんももらってよかったよかった。よーこさんも、ギャグ担当で終わらず、ちゃんと最後に幸せをつかんだのには、拍手喝采でございます。

ファン離れを誘発したといわれる第2部以降もしっかり泣かせて頂いた僕は、ある意味理想的な少女漫画の読者かも・・・・。