2019-03-16から1日間の記事一覧
「頼子が死んだ」。17歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ──という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕…
さてさて、推理小説のほとんどには殺人が登場しますよね。殺人が起こるということは発見者がいます。警察小説なんかだと、そこに犯人の目撃情報とがあるわけで、その風貌とかが語られます。例えば、中肉中背、20代後半、黒のジャンバーにジーンズなどなど…
『金田一少年の事件簿』といえば、ミステリ漫画至上『名探偵コナン』とならんで、もっとも読まれた作品でしょう。で、それはネタパクリの歴史でもあります!!おかげさまでかなりの確率で犯人を当てることができました。ということ、このミステリ漫画を語る…
札幌の実業家赤渡雄造のバラバラ死体が2つのトランクに詰められて、自宅に届けられた。鑑識の結果、死因は溺死、殺害場所は銚子と推定された。札幌署牛越刑事が執念の捜査で肉迫した容疑者には、鉄壁のアリバイがある!札幌、東京、銚子、水戸を結ぶ時刻表ト…
人を襲う霧と吸血仮面 常識外れの事件続発! 白い「霧」が人間を襲い(「霧の恐怖」)、妖しい仮面が女たちを死へと誘う……(「鴇色の仮面」)。光と闇が交錯する魔都・新宿に、混迷と恐怖をもたらす人知を超えた怪事件は、現代社会が突き進む破滅への序章な…
新宿駅前に゛空飛ぶメリーゴーラウンド゜が現れた。回転する木馬から舞い降りた少女・紅天蛾(べにすずめ)は7人の忠実な下僕を操り、超常なる力によって破壊と略奪を繰り返す。警察なんて当てにはできない。新宿少年探偵団が無垢なる悪意に闘いを挑む。江戸…
封印された夏の日の記憶! 眩い夏、不可解な誘拐事件、蘇る過去 真実は、偶数章だけで明かされる。 T大学大学院生の簑沢杜萌(みのさわともえ)は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえられた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、…
あの戦いから2年。繁栄の極みにあった魔洸都市「ミッドガル」は廃墟と化したが、人々は再建への道を確実に歩んでいた。 だが、「星痕症候群」と呼ばれる謎の病が人々を苛む。治療法もなく、冒された者を次々と死に至らしめるこの病は、希望を取り戻しつつあ…
天才マジシャン、死してなお奇跡を呼ぶ―― 事件は、奇数章だけで描かれる。 「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻(ありさとしょうげん)が衆人環視のショーの…
不可解な死と家宝の関係は? 「天地の瓢」「無我の匣」。香山家に伝わる2つの宝と死の秘密とは 50年前、日本画家・香山風采(ふうさい)は息子・林水(りんすい)に家宝「天地の瓢(こひょう)」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。不思議な言…
カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった…。回を追うごとに話は熱を帯…
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。恐怖の連続密室殺人の謎…
空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場!新作『五枚のとんかつ』も併録。またノベルス版ではあまりに下品だという理由でカットされた『オナニー連盟』もあえて収録した、お得なディレクターズ・カット版。トリックが…
ミステリといえば、やっぱり名探偵の存在がかなり重要なポイントです。どんなに面白い作品でも、名探偵に魅力がなかったらその面白さも半減しかねません。で、今回は僕の苦手な名探偵BEST5です。ポイントは「嫌い」じゃない、というとこですよ~♪ 第5…
始まりは、小さな放火事件にすぎなかった。似たような人々が肩を寄せ合って暮らす都下の町。手に入れたささやかな幸福を守るためなら、どんなことだってやる―現実逃避の執念が暴走するクライム・ノベルの傑作、ここに誕生。Amazon紹介より 奥田さんの作品は…
大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、…